君子は和して同ぜず、
小人同じて和せず。
君子は人との和を大切にするが、自分の考えをもち、妥協はしない。
小人は人と妥協するが、本当の和を保つのではない。
『百學連環 第15段落3文』
※ 君子とは本当の意味で、優れた人物であること。小人とは周りに流されやすい、八方美人的な要素がある人のことです。「君子は和して同ぜず、小人同じて和せず。」とは、できる人は周囲に合わせることが得意であるが、自分の意思をもっているので決して流されることはない。できない人は流されることはあっても、決して心から周囲の人と打ち解けあうことはできない。という意味があります。周囲の人と助け合うことは大切なもの。しかし、自分を見失ってはいけないという主体性の大切さを教えてくれた言葉です。
これは今の学校でも同じく当てはまると私は思います。「自分の意思」を相手に伝えることは、とんでもない「エネルギー」と「労力」が必要になります。しかし、「今、これを行わなければ絶対に後悔する。」と思うならば、それを行って失敗したほうが今後の為になると思います。
お互いを共感することはとても大切なことであると私は思います。しかし、お互いの傷を舐め合う関係【弱者共同体】はチームや組織を弱体化させるだけです。ソフトボール部に求めることは【運命共同体】です。お互いに励まし合って「心身ともに成長」できる環境をつくりましょう。